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2014.10.31

インガソール・ランド、気候への影響を軽減するコミットメントを発表

マイケル・W・ラマー会長兼最高経営責任者(CEO)

インガソール・ランドは、先日、クリントン・グローバル・イニシアティブ年次総会および国連気候サミット2014という2つの重要な会議において、世界の注目を集めました。インガソール・ランドグループのマイケル・W・ラマー会長兼最高経営責任者(CEO)は両会議に出席し、2020年までにエネルギー効率を大幅に改善、組織のオペレーションおよび製品ポートフォリオから生じる気候への影響を軽減することを約束しました。

ラマーCEOは「エネルギー効率を高めるためには今行動を起こす必要があり、またそれが温室効果ガス排出を減少させる最も効率的な方法になり得ます。当社は、より地球に優しい世界を目指す業界のリーダーです。また、“効率的で信頼性が高く、地球に優しいソリューション”という当社の伝統は将来の製品にも必ず引き継がれることを当社のお客様、従業員および株主の皆様に対して発信しています。当社がさらに地球に優しい選択肢を創出し、全世界における当社のオペレーションを改善し、温室効果ガスの排出をさらに抑制する方法を開発し続ければ、当社のお客様、そして気候にとっても利益となるでしょう」と語りました。

今回インガソール・ランドは、気候に関するコミットメントを発表しました。

  • ・2020年までに、製品に使用されている冷媒による温室効果ガス排出量を50%削減し、また2030年までに地球温暖化促進の可能性が低い代替品を当社の製品ポートフォリオ全体に組み入れること。
  • ・温室効果ガス排出の長期にわたる低減に資金供給を行うため、今後5年間で製品関連の調査および開発に5億ドルの投資を行うこと。
  • ・2020年までに企業オペレーションによる温室効果ガス排出を35%削減すること。

このコミットメントにより、2020年までに全世界でおよそ2,085万メートルトンのCO2換算排出量を回避する結果となる見込みです。これは200万近くの世帯が1年間で使用するエネルギーに匹敵します。

ガバナンスと持続可能な発展研究所(Instiute for Governance and Sustainable Development)所長のダーウッド・ザエルケ氏は「気候を保護するには、企業体を含む世界中の市民がさらにコミットメントをする必要があります」と語りました。さらに同氏は「顧客は地球に優しい製品をもっと要すべきですし、また産業界のリーダーらは発明の才を生かして、未来を見据えた製品を届ける必要があります。インガソール・ランドの気候に関するコミットメントは、同社が聞く耳を持ち、約束を実行しようとしていることを示しています」と続けています。

インガソール・ランドは、エネルギー効率および運用効率が大幅に改善された製品を自らの産業用機器および空調機器すべてに導入する予定です。同社の空調ブランドであるトレインおよびサーモキングでは、今後5年間にわたり、地球温暖化促進の可能性の低い冷媒を使用し、かつ安全性、性能および効率に妥協することなく、お客様の環境計画に適合した製品を導入する予定です。

2014年10月6日
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